「肯定力」の力、をあなたはご存じですか。
「肯定力」の要素には幾つかありますが、その1つに、「聴く力」があります。
「聴く力と言えば、”傾聴力”などがあるけど、それとはどう違うの?」という質問を受けそうですが、「肯定力」とは、簡単に言えば、「相手のありのままを素直にそのまま受け入れる力」です。
例えば、
「仕事が上手くいかないんです」と、言われた時に、
A:そうなんだ。それはつらいね。
B:そんなことないよ。大丈夫、大丈夫。頑張れ!
あなたはA・Bのどちらの回答をしますか。
やっぱり励まさないと、と思ってBの回答をしていませんか。
では、逆に、あなたが
「仕事が上手くいかないんです」と、相談した時に、
A:そうなんだ。それはつらいね。
B:そんなことないよ。大丈夫、大丈夫。頑張れ!
と言われたら、あなたはどちらの返事が心地よかったり、相談をしたくなりますか。
Aの方が、心地よいし、相談をしてもよいかな、という安心感がある。
Bだと、一見、励まされているようだけど、突き放されているような気がするかも。
・・・そうなんです。実は、
Aは、そうなんだ、と肯定して(そのまま受け入れて)いますが、
Bは、そんなことないよ、と否定しているのです。
普段の会話でも、相手を否定しているつもりはないのに、実は、相手を「否定」してしまっていることが多いのです。
そして、相手も、Aでは、仮に相談できなくても、何となくスッキリして、その後、今までとはちょっと違う方法を試してみようかな、という前向きな気持ちになったりするのに対して、Bだと、かえって閉塞感を覚えてしまったりします。
このように、相手(のありのまま)を素直に受け入れる「肯定力」は、相手を前向きにさせる凄い力があるのですが、それに気づいている人は、決して多くありません。
ですので、私は、肯定力プロデューサーとして、皆さんの「肯定力」を引き出し、皆さんが「肯定力」を使うことで、ポジティブな影響力を高めていくお手伝いをします。
また、EQってご存じですか。
IQが知能指数であることに対して、EQは心の知能指数って、言われるけど、具体的にはどんなことを指すのか、よくわかっていない、というのが本当の所だと思います。
先ほどの話でいきますと、
Aが相手を肯定するのに対して、Bは相手を否定しているから、という理由で、Aを選択しましょう、という説明もできますが、これは、IQでの物事の捉え方と言えます。
一方、相手は、Aは心地よく、Bは突き放された感じ、という気持ちになるので、Aを選択しましょう、という、「気持ちで物事を捉える力」をEQと言っています。
私は、IQでの物事の捉え方に加え、EQによる物事の捉え方の説明を行っていきたいため、「EQによる”肯定力プロデューサー”」を標榜しています。
この2つを伝えることで、
仕事でもプライベートでも、
と思っています。
うつ病になる前の私は、
自分に厳しく、物事が上手くいかなかった時は、「まだまだ、自分の努力が足りない」と自分を責め、自分を否定していました。
また、相手に対しても、相手が自分の思った通りに動いてくれないと、「何をやっているんだ!」と、相手を責め、相手を否定していました。
つまり、「こんなもんじゃない!」と現実を否定し、現実をそのまま受け入れないようにしていました。
一方、うつ病を経験し、自力で回復した後は、
自分に対しては、仮に、物事が上手く行かなかったとしても、「そうなんだー。ここまでこれた自分を認めて、これから成長するにはどうしようかなぁ。」と、ありのままの自分を受け入れ、自分を肯定し、これから成長できる自分を考えられるようになりました。
また、相手に対しても、相手に自分の過度な期待を押し付けることは止め、「今の状況をどう思う?」と相手が捉えている内容を聴き、「そうなんだー。ここまで出来ていることは素晴らしいよね。そしてこの先はどうしたい?」と、ありのままの相手を受け入れ、相手を肯定し、相手にこれからのことを考えてもらえるようになりました。
このように、物事の捉え方や、相手とのコミュニケーションを変えることで、これまでと同じ環境で、同じ人と関わっているのに、全てが前向きで、人生が楽しくなってきました。
そこで、自分を変えたい、人生を変えたい、職場の状況を変えたい、などと、ちょっぴり今の自分に閉塞感を感じている人に、物事の捉え方やコミュニケーション、ひいてはリーダーシップやマネジメントの方法を変えてもらうことで、人生を楽しめる、素敵な人を増やしていきたい、と考えています。
うつ病になった時は、
と思って、勝手に閉塞感を持っていました。
しかし、自分の物事の捉え方を変えれば、過去の事実は変わりませんが、同じ事実に対して、素敵な解釈ができるようになります。すると、結果的に過去(の解釈)が、変わります。
例えば、昔、小学校の時、私は同じクラスの子から、いじめに合っていたことがあって、クラス替えによって、いじめからは解放されましたが、「いじめられた」という事実に対して、いじめた相手を恨んでいました。
しかし、物事の捉え方が変わってからは、「いじめられた」という事実は変わりませんが、今の言葉でいう「いじられた」ことに対して、「被害者意識で捉えていた」だけで、もっと言えば、私にもいじめられる原因があったのではないか、と思うようになりました。
そこで、非常に恥ずかしかったですが、いじめた本人に会って、当時の思いを聞いてみました。すると、当時、算数か何かで、わからないことがあって、「教えて」と聞いてきたことに対して、最初は丁寧に教えてくれたのに、何回か聞いた時に、「これ、前にも教えたよね?」というような発言をしてしまったようなのです。
その言い方が、本人を大きく傷つけてしまったようで、そこから、いじめに発展してしまったようです。
相手からすると、これまで仲良くしてきたのに、急に馬鹿にされた、突き放された、と捉えたようで、松山はプライドが高い、とか、鼻持ちならない、という風に広がって、クラス全体でのいじめに広がったようです。
これを聞いて、自分にも非があると気づいたばかりか、この経験は、隠しておきたい嫌なこと、と思っていましたが、解釈が変わってからは、自分の成長につながる、貴重な経験、と捉えられるようになりました。
このように、
ここでお伝えしたいことは、一般的に、「変えられない」と言われている「過去」でも、自分の捉え方を変えるだけで、「変えられる」ものになる、ということです。
また、一般的に、相手も「変えられない」と言われていますが、自分が相手との接し方を変えれば、相手の自分に対する接し方が変わり、その結果、相手との関係性が変わり、ひいては人生が変わってきます。
例えば、先のいじめた本人との関係性でいくと、私が「恨みながら」接すると、相手も、きっとそれに応えるように、反抗的に接するかも知れません。ですが、私からそのわだかまりがなくなり、逆に、自分に良い経験をさせてくれた、と尊重できるようになれば、普通に接してもらえるようになると思います。
(実は、その本人は、田舎で私の母の担当の美容師さんで、この話をしてからは、このいじめの話は、私の母との間では笑い話になったようです。)
このように、あなたが変われば(あなたの物事の捉え方を変えれば)、それこそ、一般的に変えられないと言われる「過去も」「相手も」変えることができます。
講演では物事の捉え方を変えるきっかけの作り方を、研修では、具体的に変えていく方法を、惜しみなくお伝えしていきます。
私がお伝えするメソッドは、物事の捉え方を「肯定的に捉えられるようにする」という簡単なものです。ですが、実践するとなると、とても大変です。
というのも、多くの日本人の方は、「真面目で謙虚であることを美徳」とし、
ため、
ことは、
それこそ、これまでの価値観や生き方を変えることになるので、これまでの習慣や、心理的抵抗と相まって、非常に大変です。
しかし、私が変わったように、人は変わることができますし、実際に変わった方からは、
と、高い評価を受けています。
お話をお聞きしたい、ということでしたら、講演講師としてお呼びください。
実際に研修を受けたい、ということでしたら、研修講師としてご用命ください。
また、自分を変えたい、ということでしたらコーチングを、組織全体を活性化させたい、ということでしたら、コンサルティングを、それぞれ提供させていただきますので、是非、お問い合わせください。
自分を変えたい、人生を変えたい、組織を変えたい、環境を変えたい・・・いろいろ変えたいことがあると思いますが、あなたが変わりたい、と本気で思えば、いつでも、それこそ、今からでも変えられます。
皆さんのお役に立てること、お待ちしております。