組織が活性化するリーダーになれる 「シン・マネジメント」研修(上級管理職編)とは

はじめに

組織運営に困っているのだけど、誰にも相談できない上級管理職のあなた
上級管理職:部長、統括部長、支店長・・・

組織の管理は、自分がこれまで受けてきた管理方法しか知らない
人事とか、経営企画とかに相談をしても良いのかも知れないが、ちょっと違う気がする
自分と同じ立場の上級管理職の人に聞くのは恥ずかしい
かといって本社や本部に聞くのもちょっと気が引ける
そもそも、管理職と上級管理職とでは、何が違って、どんな仕事の仕方をすれば良いのかわからないが、それを示した本などは見たことがない

そんなあなた、お気軽にご相談ください。
あなたの悩みを解決する、研修や組織管理方法をご提案させていただきます。

上級管理職*のあなた、こんなことに困っていませんか (部長、統括部長、支店長・・・)

それぞれの部署でそつなく仕事はできているが、何となく上手く行っているように感じられない
部門間の仲が良くないのは、仕事の役割の関係上、相反する立場だから仕方がないが、できれば何とかしたい
特定の部署の成果が出ていないため、管理職を呼びつけて注意をしても良いが、そこの仕事に詳しい訳でもないため、具体的にどう直せ、とも言えない
業績はそれなりに出ているが、休職・退職者が出ている

何が原因なのか

一言で言えば、「コミュニケーション不足」です。

そうは言っても、確かに優秀とか、仕事ができるから、管理職になり、私の部下になっている訳で、普段は「問題ありません」という報告を受けている。

ただ、大きな問題が生じることもあり、その時は、「どうして大きな問題になるまで、放っておいたんだ!」と言いたくなることもあるものの、別に悪意がある訳でもないし、必要以上に隠そうとしている訳でもないため、問題が生じた時は、私が対処したり、再発防止策を報告してもらうことで、対応はできている。

では、きちんとコミュニケーションがとれた状態とは、どういう状態なのか、という逆質問を受けそうです。

上級管理職が、部下の管理職と上手くコミュニケーションがとれている状態とは

週次、月次で、報告・連絡・相談ができるしくみが作られていることと、部門としての方針に納得をしているのか、ということになります。

そのためにも、あなたが上級管理者としてのマインドや、コミュニケーションの方法、或いは組織管理の方法について、ちゃんと知っているか、を確認させていただきたいのですが、たぶん、こんな答えが返ってくると思います。

(そもそも)上級管理職って、どういうマインドで仕事に臨めばよいか、教えられていない

  • 上級管理職もある意味中間管理職であり、上からの指示を下に伝えるのが基本的な役割で、そんなに自分の色を出せる訳ではないし、出してはいけないと思っている。
  • 直接の部下は管理職なのだから、目標を指示し、それを実現するたけの計画を立案させ、未達の場合はハッパをかければ良いと思っている。
  • また、部下の管理方法にあまり口を挟むのも良くないと思っている。だから、日々何をやっているのかまでは知る必要はないかも知れないが、かと言って結果だけの報告だと、何かあった時には、後手になってしまっているので歯がゆい。

今どきの管理職である部下にどういうコミュニケーションをとれば良いのかわからない

自分が課長だった頃のことを考えると、上司に進言することをいとわなかったため、割と上司とはコミュニケーションがとれていたと思うが、確かに、部下が管理職とは言え、皆が進言してくるとは限らないし、逆にあまり進言されてもうっとうしい。

ちゃんとした組織管理の方法を知らない・教えられていない

  • 月次では会議体で報告を受けている他、管理報告書も提出してもらっているため、全く管理ができていない、とは言えない。
  • とは言え、週次では上からの指示などを伝えるだけで、部下からの報告は受けていないが、そもそも、管理職レベルの組織管理の方法は、これまでの実施事項を踏襲するしかなく、他の組織がどうやっているのか、知らないし、どのように改善したらよいのかわからない。

・・・というように、上級管理職としてのマインドや、コミュニケーションの方法、組織管理の方法について、きちんと教えてもらっていないし、それを聞く(相談する)所もないため、仮にコミュニケーションが悪かったとしても、特に手を打っていないことが原因と言えます。

何を変えるのか

原因の所で挙げた、マインド、コミュニケーション方法、組織管理方法をきちんと学んでいただきます。

1) マインド

管理職として、以下のマインドを持ってもらうようにします。

  • 管理職は、自分が活動して成果を出すのではなく、部下が働きやすい環境を作り、部下に成果を出してもらうもの
  • 管理職は、部下に仕事を任せ、部下の当事者意識や責任感を醸成し、部下のモチベーションを常に高い状態にするもの

更に、上級管理職として、以下のマインドを持ってもらうようにします。

  • 人は、納得をしないと行動に移せない、という心理状態を知った上で、(管理職である)部下は、施策を知りたいのではなく、施策の背景にある方針やその捉え方を知りたがっている。
    • 例えば、「経費の抑制が必要で、年間を通じて前年比10%の経費削減を行う」という施策を打ち出す際に、「一律10%の削減」を行うのか、「ものによっては実施中止とするものもあれば、逆に増やすものもある」とした場合に、その背景にある考え方は何なのか、更には、その経費抑制という方針に対する、そもそもの捉え方(売上拡大が望めない中、今年は、昨年と同等の利益確保をするために、経費削減に注力する、としたなど)を知りたがっている、ということ。

2) コミュニケーション

管理職として、以下のコミュニケーションがとれるようになってもらいます。

  • 部下(相手)の話を否定することは止め、部下の考えを引き出し、自律的に行動してもらえるようにする
  • 部下(相手)から、ネガティブなことに対して、気軽に相談してもらえるような機会や関係を作る

更に、上級管理者としては、マネジメントをするだけでなく、その組織においてリーダーシップを発揮するために、ミッションやビジョン、バリューなどを打ち出すことができるようになってもらいます。

3) 組織管理方法

管理職として、以下の組織管理が行えるようになってもらいます。

・業務管理を管理ツールや会議などを通じて行う

  • 週単位で、仕事の進捗状況を把握する
  • 月単位で、部門としての成果を把握する

そして、その中で、次のマネジメント行動を行ってもらいます。

  • 職場のミッションを踏まえた、部門の仕事に対する(自分なりの)ビジョンを伝える
  • 職場で発生している問題を解決し、(再発しないように)しくみに落とし込む

そのために何をするのか

1) 講義を聞く

  • 管理力として持つべきマインド、管理職としてとるべきコミュニケーション、管理職だけが知っておくべき組織管理方法についての講義を聞いていただきます。

2) 宿題(課題や訓練事項)を実践する

  • 講義では、課題や訓練事項が与えられますので、それを実践していただきます。

3) コーチングを受ける

  • 課題や訓練事項を実践する中で、上手くいかないことがあるなど、相談事が出てくるため、コーチングを受けて、課題や訓練事項を確実に行っていただきます。

4) コンサルティングを受ける

  • マインド、コミュニケーション、組織管理方法についての講義、並びに課題や訓練事項はカスタマイズしたものを提供しますが、組織固有の問題や新たな課題については、コンサルティング(相談に対するアドバイスや、新たなタスクの設定、タスクの進捗管理など)を行います。

どんな効果があるのか

部下の状況がわかるようになる
仕事の状況がわかるようになる
部下から相談や提案を受けるようになる
相談や提案に対して、すぐに対処できるようになるため、予防的な管理(問題が発生しない状況)を生み出せる
結果的に、(部下が活き活きと働くことで)組織の生産性や業績を上げられる

なぜ、この研修・プログラムが良いのか

自己成長支援ラボが実施するプログラムは、ちまたで行われているリーダーシップ研修や管理職研修とは異なります。

その要素として、「EQ」「認知科学」「脳科学」の要素をふんだんに取り入れていることが挙げられます。

そこで、ここでは、「EQ」「認知科学」「脳科学」の要素が入ることで、どのようなプログラムになっているのか、簡単に説明します。

1) EQ

感情にはポジティブなものと、ネガティブなものがあります。

一般的には、ネガティブな感情は出さない、抑える、という使い方をされていますが、EQを使いこなす能力を高めることで、ネガティブな感情を上手く使いこなせるようになります。

実は、ネガティブ感情を上手く使いこなせるようになると、「人を共感」させる力、「人を支えてあげよう/守ってあげようとする」力を発揮させることができるようになります。

そこで、ネガティブ感情を上手く使いこなせるようになることで、具体的には、今までは「怒り」でしか伝えることができなかったことが、「怒り以外の方法」で伝えられるようになり、あなたの影響力を圧倒的に高めることができるようになります。

2) 認知科学

人には、尊厳欲求があります。

尊厳欲求とは、一般的には、「他者から認められ、尊敬されたいという欲求」ということで、マズローの欲求5段階説でも、第4次の欲求になっているため、高次な欲求のように捉えられがちですが、実は、簡単に言うと、「(自分だけは)尊重されたい、大切にされたい」と思っている、非常にプリミティブな欲求です。
そして、人はそれが脅かされたり、満たされたりしないと、それだけで反抗的な言動を採りがちです。例えば、あおり運転などが社会問題化していますが、そのきっかけは、割り込まれた時に、ハザードランプでお礼を示さなかったり、合流の時に、譲ってもらえなかったりしたことなど、自分を大切に扱ってもらえなかった、尊厳欲求が満たされなかったと感じた時に、出てきてしまいます。

これは、コミュニケーションにも関係しています。

人は、自分の意見を言いたいものですし、その意見を聞いてもらえない、否定されたと感じただけで、不満に思ったり、反抗的な言動をとってしまったりします。ですので、表面的な傾聴などをしてしまうと、かえって不満を助長させ、人間関係が悪くなってしまいます。

また、人には承認欲求があります。

これも、マズローの欲求5段階説では尊厳欲求と同様、第4次の欲求で、高次の欲求のように捉えられがちですが、これも、実は、「自分の存在を認めて欲しい」と思う気持ちで、プリミティブな欲求です。

そして、これも人は、満たされないと、それだけで反抗的な言動を採りがちです。例えば、朝、あいさつをしたのに、返事が返ってこなかっただけで、その日は不機嫌になってしまったり、自分にあいさつを返してこなかった人は自分を認めなかったと認識し、その日だけでなく、その後についても、好意的な態度をとりにくくなってしまいます。

そこで、認知科学を意識した言動を行っていただくことで、コミュニケーションや人間関係の構築の仕方を大きく変えてもらえるようになります。これにより、具体的には、互いに認め合いながら変革を進めていくことができるようになり、ギスギスすることなく、温かい気持ちになって、チームワークを発揮したり、チームとしての結束を高めたりすることができるようになります。

3) 脳科学

「ピンクの像を思い浮かべないでください」と言われたら、どうなりますか。そうです、頭の中は、ピンクの像でいっぱいになります(笑)。

このように、脳は、(~しない、といった)「否定」を受け入れられないのです。

ですから、人に何かを頼むときは、「~しないようにする」ではなく、「~するようにする」と表現できるようになるだけで、相手にとっては受け止めやすく、行動に移してもらいやすくなります。

更に、物事を肯定的に受け止め、肯定的に反応する(一般的には、素直な言動をする)ことで、建設的な意見を出したり、建設的な方向に物事を進めたりすることができるようになります。

仮に、今まで、強く言って反骨心を煽り、モチベーションを引き出そうとしていたとすれば、これからは、きちんとビジョンを語ったり、期待を伝えることで、モチベーションを上げる方法を実践していただきます。

また、脳は大きな変化を嫌います。

ですから、大きな変化を起こすと、リバウンドなど、副作用が発生してしまいます。

従って、脳科学を使いこなすことで、「~するようにする:という肯定的な表現を使い、かつ、少しずつ納得をしてもらいながら物事を進めていくことで、逆戻りをしたり、リバウンドしたりすることなく、着実な変化を行っていけるようにします。