指示しなくても、人が自ら動きだす。
その組織は、「否定しない」ことから始まります。

肯定型マネジメントとは
相手と自分の「物の見方」を、否定せず、尊重し合うマネジメント。

「肯定型」といっても、部下の言うことを、何でも受け入れる、ということではありません。
相手の見方も、自分の見方も、どちらも否定しない。そのうえで、目的とずれていれば、きちんと正す。
——否定はしないが、なあなあにもしない。それが、肯定型マネジメントです。

 

なぜ、いま必要なのか
「威圧」と「沈黙」――
正反対に見える二つは、同じ原因から生まれる。

ハラスメント研修やコンプライアンスの徹底で、多くの職場から「問題」は減りました。
しかしその一方で、二種類の管理職が生まれています。

威圧的な上司

つい語気が強くなり、部下を萎縮させてしまう。

叱れない上司

また傷つけるのが怖く、指摘を避け、黙ってしまう。

 

正反対に見えて――そして、表れる強さは違えど――根は、一つ。
どちらも、相手の見方を否定してしまう(あるいは、否定を恐れる)ところから生まれています。
そして、否定された部下は、本音を言わなくなり、やる気を失い、静かに離れていく。
「問題は起きないが、事業も伸びない」——その停滞を抜けるために、肯定型マネジメントがあります。

三つの要素
否定のない組織を、
三つの力で、つくる。

01 一次感情で、表現する

怒りは、二次的な感情です。
その奥にある「素直な感情(不安・戸惑い)」に気づき、そのまま伝える。
怒りや威圧に頼らず、しかし黙りもせず、本音で向き合えるようになります。

02 物の見方を、尊重する

同じ事実でも、人によって見え方は違います。
相手の見方を「間違い」ではなく「一つの見方」として受け取る。
すると、部下は「自分は尊重されている」と感じ、自ら動きはじめます。

03 肯定力を、高める

否定せずに、目的とのズレは、きちんと正す。
何でも受け入れるのではなく、ビジョンを確認し、方向を合わせる。表現は変わっても、伝えるべきことは、伝えられるようになります。

その根にあるもの
すべては、「尊厳」を守るために。

相手の見方を尊重するとは、突き詰めれば、相手の尊厳を守るということです。
見方を否定されることは、その人の存在そのものを否定されたように、感じられるからです。

まず、自分の尊厳を守る。
すると、相手の尊厳も、守れる。

威圧も、沈黙も、人が離れていくのも――すべては、尊厳という、目に見えないものから始まっています。

その先にある組織
否定のない組織は、自ら、動き始める

威圧も、沈黙も、人が離れていくのも――すべては、尊厳という、目に見えないものから始まっています。

  

肯定型マネジメントを、活かす
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